SBIホールディングス株式会社
インズウェブ事業部
課長 堀田 健太 様
ユーザーの変化の事実を見逃さず、細かなUI / UX改善を積み重ねる
SBIホールディングス株式会社で、いち早く「比較サイト」に目を付け取り組んだのが「インズウェブ」。
メインサービスである自動車保険の一括見積サービスは、サイトの立ち上げから21年になる長寿サービスです。
今回は、UI/UX改善を含めたSEOを担当されている堀田様に、
「f-tra EFO」や「CODE Marketing Cloud」についてお話しをお伺いいたしました。
取材日:2021.10.06
1.ユーザーの目線に立った情報提供を行うことで、UI/UXからSEOの改善までにつなげていく
――インズウェブ事業部はどのような事業を行っているのか教えてください
インズウェブは、日本では2000年にサービスを開始した「自動車保険一括見積もり請求サービス」を中心とした保険比較サイトです。
1回の見積もり依頼で複数の保険会社から見積もりが取れるという利便性から、現在までに延べ1000万人以上の方(2021年6月末現在)にご利用いただいており、ネットにおける日本最大級の保険比較サイトと自負しています。現在は、火災保険、バイク保険・生命保険等の保険の比較サービスも行っており、さらに3,4年前からは電気料金や格安SIMなどの比較サービスも行っております。
――主な業務範囲について教えてください
SEO(検索エンジン最適化)をメインとして担当しています。
単にキーワードが上位に上がってくれば良い、というのではなく、ユーザーが求めていた情報に素早くリーチできるサイトであるために、サイト内のUI/UXも含めた部分が担当領域となります。
具体的には、コンテンツは社内で企画し、制作しています。実際に保険に関してユーザーが求めている情報を知るために、検索エンジンでの検索キーワードの種類や検索ボリュームを参照したり、あるいは、投稿型のQ&Aサイトを見て、ユーザーが今特に気になっているポイントを参照したりして、企画を検討し、コンテンツを作成しています
社外の方に作成を依頼していたこともあるのですが、ユーザーの検索意図を一番理解しているのは自分たちであり、それにこたえる情報を提供するために、結局社内での制作になった経緯があります。
SEO対策はもちろんなのですが、ユーザーが探すものが適切に用意され、スピーディに選べる構造のサイトでさえあれば、本質的な意味でもSEO対策は叶うものだと考えています。
2.社会情勢を反映するユーザーの変化を見逃さない
――コロナ禍で影響を受けたことはありますか
ユーザーが、ほしい情報にスピーディにたどり着ける、という基本方針は代わりませんし、元々オンラインサービスなので、サービスとしては、コロナ以前以後とも大きな変化はないように思います。
一方で、コロナ禍の影響なのか「節約」「病気」に関わる検索が増えてきている傾向はあります。
「保険料を抑える」「入院時の保障」など、今ユーザーが求めている情報をわかりやすく届けるべく、新たなコンテンツの用意や、過去記事の情報更新などは細やかに行うようにしています。
ユーザーの変化を見逃さず、スピーディにコンテンツを用意していくことがますます大事なポイントになってきていると考えています。
3.スピーディにPDCAを回すツールとして活用しやすいf-tra EFO、CODE Marketing Cloud
――f-tra EFO 、CODE導入後、いかがでしょうか
ツール使用前は、多くの部分でシステム部門に依頼しなければならなかったため、どうしても施策の実行までに時間が必要になり、結果としてスピーディな取り組みはむずかしいと感じていました。
CODEの場合は、クリエイティブの作成が容易で、自分たちで作ってどんどん試すことができるので、以前に比べ、PDCAのスピードが上がっていると感じています。
以前にも紹介させていただきましたが、2.5ポイントの入力率アップにつながった施策も、
f-traEFOのデータから事実を見つけ、CODEを使った施策に移すまでは本当にすぐでした。
ユーザーの求めるものはスピーディに代わっていきますし、それを一番理解している私たちが素早く対応して行けることが、UI/UXを最善に保つために非常に大事だと考えています。
▲CVを後押しするCODEでのCX施策例
――今後はどのようなサイトを目指していきたいとお考えですか
ビジネスとしては「クロスセルの強化」、ユーザー側から見ると「必要な情報が提案される状態」の両立を目指して、サイトをより発展させていきたいと考えています。例えば自動車保険のユーザーにとって、今必ずしも火災保険が必要ないわけではないようなこともふまえ、うまく必要な情報を必要なタイミングで提供するようにしていきたいと考えています。それがひいては、ユーザーのためになり、また、サイトとしての成果向上につながると考えています。CODEやf-tra EFOでもさらに施策を実施していきます。
▲CODEでのCX施策例
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