株式会社スヴェンソン

マーケテイングディレクター
小谷祥巳様

ポップアップバナーによるオファー表示で、離脱率を約30%低減

ウィッグ業界大手の株式会社スヴェンソンでは、Web接客ツール「f-tra CTA(エフトラ CTA)」をご利用頂いています。マーケテイングディレクターを担当されている小谷様にお話を伺いました。

取材日:2016.10.14

がん化学療法による脱毛患者に向けた医療用ウィッグを提供

――はじめに、御社の事業内容について教えてください。

スヴェンソンは、「美と健康と環境の分野で社会に貢献する」という企業理念を念頭に、ヘアケアを中心とした4つの事業とグループ企業7社を運営しています。私が所属するレディス事業部では、ファッション用ウィッグ、およびがん化学療法による脱毛患者様向けに医療用として必要な機能を加えたウィッグを開発し、提供をしています。全国に44店舗(※2017年2月現在)を構えて、豊富なデザインのウィッグを揃えています。

テレビCM、ラジオ、SEM等を用いたマーケティング施策を行っており、近年では患者様の生活に役に立つ情報誌の発行や、心のケアについての取り組みに力を入れています。

Webサイトの操作に不慣れな方でも使いやすいUI/UXがマーケティング戦略の鍵

――どのような背景から「f-tra CTA」をご導入いただいたのでしょうか。

医療用ウィッグの購入を検討しているお客様の中には「人に相談しづらい」「情報があまりない」と感じ、インターネットで調べてから資料請求をしたり、来店予約をする方が多くいらっしゃいます。しかし、その中にはWebサイトの操作に不慣れな年配のお客様も多いため、分かりやすく使いやすいWebサイトをデザインすることが重要となります。

しかし、お客様が欲しい情報はさまざまであることから、すべての人に共通の情報を提供するランディングページを改善するのみでは限界があります。そんな中、適切なタイミングで適切な情報を提供できるWeb接客ツール「f-tra CTA」の存在を知り、弊社のニーズにマッチしていると感じて導入を決めました。

離脱時のオファー提示で、30%のユーザーがサイトに留まりコンバージョン率が改善

――「f-tra CTA」をどのように活用されているか教えてください。

「f-tra CTA」を使って、3つのパターンの接客を行っています。

1つ目のWeb接客は、ランディングページにおける直帰率の改善を目的として、ページから離脱しようとしたユーザーに対して、おすすめウィッグの案内を表示するというものです(※1画像参照)。直帰しようとしたユーザーに対して、おすすめ商品を案内するバナーをページ中央に表示しました。結果として、直帰しようとしたユーザーのうち約30%がポップアップによってサイトに留まり、そのうち2~3%のユーザーがコンバージョンに至っています。

2つ目のWeb接客としては、1ページを長時間閲覧しているユーザーに対して、直帰の際と同様のおすすめ商品バナーを表示するようにしました。長時間閲覧ユーザーの内、約10%がバナーをクリックし、2~3%のユーザーがコンバージョンに至っています。

【※1 直帰時、長時間滞在時のおすすめ商品の表示】

 

3つ目のWeb接客としては、PCサイトの右下、スマートフォンサイトのフッターで相談予約・資料請求の受付案内のバナーを表示(※2画像参照)することで、ユーザーが次の導線へとスムーズに向かえるようにしました。PCサイトの右下のコーナーポップアップについては、2~3%のユーザーがクリックし、0.5%~1%がコンバージョンに至っています。スマートフォンのフッター表示については、4~5%のユーザーがクリックし、約0.5%がコンバージョンに至っています。

【※2 相談予約、資料請求の受付案内の表示】

簡単に導入でき、スピーディーな改善ができるWeb接客ツール

――「f-tra CTA」を利用して、良いと思った点について教えてください。

Webサイトを改善する上で重要なことは、お客様が求めている情報を提供し、私たちの会社や商品について安心感を得ていただくことだと考えています。「f-tra CTA」を使えば、簡単に適切なタイミングでお客様にとって必要な情報を提供できるようになります。

また、管理画面があることで、思いついた施策をすぐに簡単に実行できる点に利便性を感じています。管理画面の使い方に学習コストのかかってしまうツールもありますが、「f-tra CTA」の管理画面は分かりやすく、簡単な操作で利用できます。レポートもデイリーで確認できるので、スピーディーに改善を行うことができ、非常に便利です。

「f-tra CTA」の導入により、資料請求件数や来店件数も増えてきており、大変満足しています。

今後取り組みたい内容

――今後のマーケティング施策および「f-tra 」CTAの活用や期待することについて教えてください。

お客様にとって価値のある情報を提供するという意味で、コンテンツを増やすということが今後のデジタル施策において重要であると考えています。医療用ウィッグに関する専門家として、より多くのお客様にとって役に立ちご安心いただけるような情報を、Web上でも発信していきたいと考えております。

コンテンツの追加と同時に、さまざまな悩みを抱える個別のお客様にご満足いただけるよう、「f-tra CTA」を利用して適切なターゲティング条件・クリエイティブをご提示し、お客様が求めているコンテンツに到達できるようなサイト作りに取り組みたいと考えております。

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